三寒四温の候、皆様いかがお過ごしでしょうか
暦の上では春となり、徐々に暖かくなってきたかと思えば、
また急に冷え込んでしまう。
そんなこの季節に時候の挨拶などで用いられる「三寒四温」という言葉は、
もとは中国東北部や朝鮮半島で使われる冬の天候を表す言葉で、
冬の寒さにも強弱があることを表したことわざだったそうです。
後に日本にこの言葉が伝わった際に、
日本では冬の終わりから春先にかけての方が寒暖の変化を感じやすかったことから、
日本の天候に合わせて春先に用いられるようになりました。
他にも春先の暖かくなりつつある時期に冷え込むという意味では
「春寒料峭」という表現もありますし、
晩春の冷え込みの表現として「寒の戻り」、
桜の開花する頃に寒さが戻ることを「花冷え」なんて呼ぶこともあるそうです。
寒さが続くのは少し億劫ですが、
こんな風に多様な表現があることを知ると
何気ない日常も少し違って見える気がします。
季節の変化にも気を配ってみると
日々がより楽しく過ごせるかもしれません。
参考記事
「三寒四温とはどんな意味?使う時期や天気の特徴を解説」
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