突然ですが、皆さんは忙しいときや締切に追われているとき、
「眠る必要がない身体だったらいいのに」と思ったことはありませんか?
私は何度もあります(笑)。
今回は、そんな「睡眠」について興味深い話を見つけたので、
共有したいと思います。
現在、睡眠に関する多くの研究は、
基本的に「脳の休息」と関連付けられています。
そのため、これまで睡眠は、生物が進化の過程で脳を獲得したために
発現したシステムだと考えられてきました。
しかし、最近の研究では、この考えに疑問を投げかける報告がいくつか出ています。
なんと、脳を持たない原始生物にも、睡眠に関わる遺伝子が存在し、
動物と同様に睡眠を行っているというのです。
これは、生物が脳を獲得するはるか以前から、
睡眠の機能を獲得していたことを示唆しています。
これらの研究成果から、
「生物は元々眠っている状態がデフォルトであり、
動物は食料の確保や天敵から逃れるために、
進化の過程で覚醒状態(起きている状態)を獲得した」
という仮説が提唱されています。
もしかすると、私たちは
「生きるために眠る」のではなく、
「眠るために生きている」のかもしれませんね。
参考文献:
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